新生Zホールディングス誕生から1年!統合で生まれたグループシナジー

2021年3月にZホールディングスとLINEが経営統合を完了し、新生Zホールディングスが誕生しました。経営統合により、日常生活に欠かせない「情報と人をつなぐ(Yahoo! JAPAN)」「人と人をつなぐ(LINE)」「人と決済をつなぐ(PayPay)」という3つの起点を中心に、ZOZOや出前館、アスクルなど多様なグループ会社とのシナジーを通じて、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいます。
情報技術によってユーザーの日常生活、企業活動、そして社会全体をアップデートし、自由自在な世界の実現を目指すZホールディングスの「統合シナジー」の進捗を、1年間の広報発表を通して振り返ります。

取扱高No.1を目指して。コマース領域で実現されたグループシナジー

統合シナジーを早期に実現しているのがコマース領域です。とりわけ「Yahoo!マート」、「LINEギフト」、「LINE公式アカウント」、「PayPayグルメ」などのサービスがグループ各社との連携にいち早く着手し、成果を発揮し始めています。

「Yahoo!マート」は、ユーザーが出前館のサービス上で、アスクルが販売する食料品や日用品を中心とした約1,500種の幅広い商品の中から選択し注文・決済すると、最短15分で商品を受け取ることができるサービスです。アスクルは商品調達、出前館は注文・配送、ヤフーやLINEは集客と、グループ各社の強みを組み合わせ、ユーザーの「今すぐ欲しい!」というニーズに応える、欲しい時に欲しい商品が手に入る新しいお買い物体験を提供しています。

 

Zホールディングスグループ、食料品や日用品のクイックコマースを本格展開

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「LINEギフト」は、LINEのトークを通じて友だちとギフトを贈り合うことができるコミュニケーションサービスです。2021年10月より開始したYahoo!ショッピングやPayPayモールとの商品および在庫連携をはじめ、出前館、ZOZOTOWN、一休.comとのeギフト連携など、Zホールディングスグループ間の連携により、ユーザーは幅広いラインナップからギフトを選ぶことができるようになりました。

 

LINEギフト、最新のユーザー属性や利用動向を公開 累計購入ユーザー数は1000万人を突破!累計ユーザー数は約2000万人に 出店ショップ数は約380店舗、取扱い商品数は約4万点!

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LINEギフト、2021年12月の総流通額が前年比440%超え!2021年総流通額は前年比330%を達成、累計ユーザー数2,000万人突破

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LINEギフトに「一休.com」が新規出店︕全国のホテル・旅館の予約で使えるeギフト「割引クーポン」が登場

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「LINEギフト」に「ZOZOTOWN」が登場!11月24日より「eギフト」でZOZOポイントが贈れるように

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LINEギフトに「出前館」が新規出店!

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「LINE公式アカウント」では、Yahoo!ショッピング、PayPayモールの全出店ストアを対象にLINE公式アカウントの開設のご案内を開始しました。Yahoo!ショッピングでは、これまでサービス上でユーザーがストアに商品に関する質問を行ったり、同意したユーザーを対象にサービスやストアからお得情報をメールで通知していました。LINE公式アカウントと連携することにより、ユーザーはLINEという身近なコミュニケーションツールからリアルタイムに最適な情報を受け取れるようになりました。

 

Yahoo!ショッピング、全ての出店ストア向けにLINE公式アカウント開設の申込受付を開始

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また、ヤフーが運営する飲食店予約サービス「PayPayグルメ」は2022年2月より、LINEが提供するオンライン予約やトークで予約ができるサービス「LINEで予約」と連携しています。連携したことによりユーザーはLINE上でPayPayグルメに加盟している飲食店の予約が簡単にできるようになりました。予約完了後は「LINEで予約 お知らせ」のLINE公式アカウントから予約通知が届き、LINEで予約内容をシェアすることもできます。

 

PayPayグルメ、「LINEで予約」と連携し、LINE経由での加盟飲食店のオンライン即時予約が可能に

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日本のインターネット人口のほぼすべてにリーチ可能!メディア領域でのグループシナジー

メディア領域において、経営統合による最大のメリットは、ユーザーとの接点が飛躍的に増加したことです。Yahoo! JAPANの8,600万ユーザー※にLINEの9,000万ユーザー(2021年12月末時点)が加わったことで、日本のインターネット人口のほぼすべての人へサービスが提供できるようになりました。
この多くのユーザーに対して、メディアを通じた多彩なサービスを提供し、人々や社会に新たな価値の創出を目指しています。加えて、全国の自治体と連携した行政DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応や防災・減災への貢献をはじめ、あらゆる社会課題の解決を通じて、より豊かで便利な暮らしの実現に貢献していきます。

LINE公式アカウントを活用した「防災速報」は、Yahoo! JAPANとLINEが防災分野で初めて連携した機能です。ニュースや地域情報などユーザーがほしい情報を自ら選択し、必要なタイミングでLINEのトークを通じて受け取ることができる「LINEスマート通知」とYahoo!防災速報が連携し、ユーザーは登録した地域の災害情報をLINEのトークを通じプッシュ通知で受け取ることができます。自宅、実家、勤務先など、国内最大3地点を登録することが可能で、登録地点はいつでも変更できます。現在は「避難情報」「地震情報」「津波予報」「気象警報」など9つの防災速報に対応しており、今後も順次拡大予定です。
3.11企画「のりこえるチカラ」は、昨年、東日本大震災から10年の節目に共同で実施した取り組みです。本企画では、体験型コンテンツ「スマホ避難シミュレーション」、検索寄付「検索は、チカラになる。」などの防災や復興支援に関するコンテンツを、両社が連携して展開しました。
「全国一斉シェイクアウト訓練」は、1995年に発生した「阪神・淡路大震災」から27年となる1月17日(月)に行った、地震から命を守る初期行動を身につけることがきる防災訓練です。ユーザーにはLINEから通知が届き、特設サイトに公開される動画を見ながら、実際に自宅や職場など、その場でシェイクアウト訓練を実施いただきました。

 

ヤフー、LINE、「防災」分野で連携し、安全安心なより良い未来の実現へ

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ヤフーとLINE、地震から命を守る初期行動を身につける 「全国一斉シェイクアウト訓練」を1月17日に実施

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「Yahoo!くらし」は、日々の生活に必要な情報を自治体ごとに確認できるサービスです。その中で新型コロナワクチンの接種スケジュールを、「LINEスマート通知」でプッシュ配信する「新型コロナのワクチン接種情報」の提供を開始しました。ユーザーは「LINEスマート通知」からプッシュ通知を受け取り、「Yahoo!くらし」で更新された接種スケジュールや予約方法を確認することができます。

 

LINEとYahoo! JAPAN、自治体の新型コロナワクチンの 接種スケジュールを、「LINEスマート通知」を通じ LINEのトークにプッシュ配信する機能の提供を開始

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情報・決済・コミュケーションを起点として、事業領域をあらゆる金融サービスに広げる。フィンテック領域でのグループシナジー

Zホールディングスグループは、フィンテック領域における決済を起点に事業領域をあらゆる金融サービスに広げていくことで、社会のインフラとなる決済サービスを提供しています。とくに国内で最も浸透しているキャッシュレス決済サービスであるPayPayのユーザー基盤を活用し、日本のキャッシュレス市場拡大を強力に推進しています。また、決済と親和性の高い「借りる」「運用」「保険」という金融サービスを通じて、ユーザーの利便性の向上、安全・安心に利用できるサービスの追求、より身近で革新的なフィンテックサービスの提供を目指しています。

「PayPay」では、LINEが提供するLINEポイントからPayPayが提供するPayPayボーナスへのポイント交換を2021年3月16日より開始しています。従来のLINEポイントは、LINEスタンプとの交換やLINE Payでの決済などに利用されてきましたが、PayPayボーナスへの交換が可能になったことで、PayPayが提携するサービスや加盟店での決済など様々な用途で利用できます。また、2021年8月17日から全国355万ヵ所以上(2021年12月時点)のPayPay 加盟店のうち、ユーザーがQRコードを読み取るユーザースキャン方式(MPM)を導入している対象の加盟店において、PayPayに加えてLINE Payでの支払いも可能になりました。これにより、LINE Payユーザーは利用可能箇所が大幅に増えました。

 

LINEポイントからPayPayボーナスへの交換を開始

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PayPay加盟店において「LINE Pay」での支払いが8月17日から可能に

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「PayPayほけん」では、専用のアプリをインストールすることなく、PayPayから簡単に利用できるミニアプリとしてサービスを提供しています。ユーザーは自宅でも外出中でも自分の好きなタイミングでPayPayから保険に加入できるようになりました。ドライブやレジャーなどユーザーの生活シーンに合わせた保険に加えコロナお見舞い金保険も提供しています。

 

「PayPay」のミニアプリで「PayPayほけん」を提供開始

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「PayPayカード」は、PayPayで利用できるPayPayボーナスが貯まるお得なクレジットカードの提供を開始しました。ユーザーはPayPay残高にPayPayカードからチャージでき、PayPayの決済手段として追加できます。また、利用額の1%のPayPayボーナス(PayPayカード特典)が付与されます。Yahoo!ショッピング、LOHACOで決済した場合、さらにPayPayボーナス1%(Yahoo!ショッピング・LOHACO利用特典)、Tポイント1%(ストアポイント)の合計3%が付与されます。

 

PayPayボーナスが貯まるお得なクレジットカード「PayPayカード」の募集を開始

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「PayPayあと払い」は、当月に利用した金額を翌月まとめて支払えるPayPayの支払い手段です。ユーザーは事前にPayPay残高へチャージすることなくPayPayでの支払いに利用できるようになり、支払い方法の選択肢が広がりました。

 

PayPayアプリ上で完結する便利な支払い方式「PayPayあと払い」の提供を開始

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AI人材やESG領域でのグループシナジー

Zホールディングスグループは、ユーザー一人ひとりにとっての圧倒的な利便性や使い勝手を実現するとともに、メディア、コマース、フィンテックなど、グループが展開する多彩な事業領域すべてにおいてAI化を推進していきます。そのために、AIを中心に5年間で5,000億円の投資を計画するとともに、従来から実施している国内外からの人材獲得強化に加え、グループ内での人材育成を強化しています。
企業内大学「Zアカデミア」内に、グループ企業横断でAI人材を育成するコミュニティ「Z AIアカデミア」を立ち上げ、研究者やエンジニアのみならずAIの知見が有益となる幅広い職種の育成に着手しています。

 

Zホールディングス、"文理両軸でAI人材を育成"する「Z AIアカデミア」を発足

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また、気候変動への取り組みにおいても、Zホールディングスグループ全体での取り組みを進めています。2021年7月には、カーボンニュートラルに向けた取り組みを加速することを目的に、環境問題の解決に貢献する事業に対する資金調達手段として、インターネット業界では国内初となるグリーンボンドを発行いたしました。
そして、2022年2月には「2030カーボンニュートラル宣言」を発表しました。Zホールディングスグループ全社の事業活動での温室効果ガス排出量を2030年度までに実質ゼロとすることを目指しています。

 

Zホールディングス、200億円規模のグリーンボンドを7月に発行

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Zホールディングス、2030年度までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「2030カーボンニュートラル宣言」を発表

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ZホールディングスはLINEとの経営統合後も「ユーザーファースト」を重要な価値観の1つとし、ユーザーのくらしを支援する機能・サービスの迅速な提供に注力してきました。
今後も、各領域でユーザーに便利なサービスを提供することと共に、国内最大規模のインターネットサービス企業としてESGにもグループ全体で一層取組むなど、社会課題の解決および更なるシナジーの発現を目指します。
これからも、情報技術の力で全ての人に無限の可能性を提供する「UPDATE THE WORLD」をミッションに掲げ、『人類は、「自由自在」になれる』というビジョンの実現に向けてさらにシナジー創出を強化し、しっかりと歩みを進めていきます。

  • ※ニールセン 「TOPS OF 2021: DIGITAL IN JAPAN 2021年 日本におけるトータルデジタルリーチ(%)TOP10」。2021年1月ー10月の月平均利用者数。スマートフォンとパソコンのユーザー重複を含まない。