2021年3月1日、Zホールディングス株式会社とLINE株式会社の経営統合によって、新生・Zホールディングスが始動しました。日本のほぼすべてのインターネット利用者へのアプローチが可能になった私たちは、経営統合によるシナジー効果を最大限に活かし、さらなる企業価値向上をめざします。

既存サービスのAI化と新たな事業領域への挑戦

アプローチのひとつめは既存サービスのAI化です。コマース、広告、ローカル・バーティカル、フィンテックなど、グループが展開する多彩な事業領域のすべてでAI化を推進し、ユーザー一人ひとりにとっての圧倒的な利便性や使い勝手を実現するとともに、各事業の収益性を高めていきます。

もうひとつは新たな事業領域への進出です。特に重視しているのは、諸外国に比べ遅れが指摘されている日本の公共サービスのデジタル化をはじめとする社会事業です。行政が進めるDXに積極的に協力するとともに、市場規模の大きい医療、社会的ニーズの高い防災・減災といった領域への進出も加速させていきます。

価値をスピーディに生み出せるシームレスな組織体制に

経営統合の成功のカギを握るのは、PMI(Post Merger Integration)だといわれます。その点、ともにインターネット企業であるZホールディングスとLINEには、行動原理や仕事のリズムなど多くの面で似通った文化があります。加えて、コロナ禍でオンライン会議の頻度が高まったこともあり、急速にコミュニケーションが深まりました。多くの部門や階層で日々活発な議論が交わされ、さらに相互理解が進むことで、摩擦の少ない滑らかな運営体制が形成できるものと確信しています。

今回の経営統合を機に、ガバナンス体制も刷新しました。新生・Zホールディングスの取締役会はLINE出身者3名、Zホールディングス出身者3名、独立社外取締役4名という構成になりました。4名の社外取締役はそれぞれ異なる分野で高度な専門性・知見を有する方々であり、独立した立場からの客観的な視点とともに、多様な観点から少数株主を含むすべての株主の共同利益に資するよう経営を監督していただけると考えています。

5年間で5,000億円の戦略投資で成長を加速

経営統合後の戦略投資については、5年間で累計約5,000億円を計画しています。投資額が最も大きいのはAI分野となります。AI強化の必須条件であるハードウエアへの投資を加速させます。さらに、グローバル規模でダイナミックに人財の採用を進めていくことも検討しています。また、事業のグローバル展開についても、LINEがタイ、台湾やインドネシアなどで構築してきた海外基盤を活用しながら、強力に推進していきます。

最後に、株主・投資家の皆様には、ぜひわれわれのサービスをユーザーとしてご利用いただきたいと思います。当社グループにはYahoo! JAPANやLINEのほかにも、ZOZO、アスクル、PayPayなど、暮らしを便利に快適にする多彩なサービスが揃っています。「ここは改善の余地がある」「もっとこんな機能が欲しい」といったご意見やご指摘を寄せていただきたいと思います。そうした多くの声を活かして、より一層の企業価値向上につなげてまいりますので、ぜひ新生・Zホールディングスにご期待ください。

Zホールディングス株式会社 代表取締役社長Co-CEO(共同最高経営責任者)川邊 健太郎

Zホールディングス株式会社 代表取締役Co-CEO(共同最高経営責任者)出澤 剛